システム開発する前に汎用サービスの活用を徹底検証するべき

業種、業態に絞ったとしても、全ての企業の業務フローが完全一致することはありません。これは当然のことです。ところが、その違いに固執するかのように、既成のサービスでは対応出来ないと考えてしまうパターンが多々見受けられます。

本当にその製品・サービスでは貴社の業務にマッチしないのでしょうか?

これは機転が利かない、融通が利かない、一方向からしか物事を見られていないという事例が多いように感じます。厳しい言い方をすると、只々新しいことを覚える、勉強する、調査するのが面倒というだけなのではないでしょうか。

以前にも書きましたが、作ることや導入することが目的ではなく、業務を円滑にすることが目的のはずです。わざわざお金を掛けなくても、既成のサービスをいくつか組合わせて使えば実現出来たりすることもあるのです。Googleを始めとした多くのWebサービスは無料お試し期間があるので、いくつかテストすることが可能です。そのうえで何をどうカスタマイズするか、サービス同士を繋ぎ合わせるAPIを開発するか、という方向に持っていくことが大事なのだと思います。

ゼロから貴社に合わせたシステム、アプリケーションを開発することは簡単ですが、それには正しく要求定義が出来なければなりません。その前に既成サービスを使って模索をしてみて、その上でスクラッチ開発をするなり、カスタマイズをするなり、方向性を決めていくことが大事です。業務用アプリケーションなどはG Suiteで事足りてしまうことが多々あるように思います。