新型コロナウィルス感染拡大をキッカケに変化する環境
新型コロナウィルス感染拡大をキッカケにテレワークが進み、「これまでやっていた業務が、実は必要のないものだった」「使ってみたら、効率を上げてくれるサービスであることに気づいた」というよに、ようやく様々なITサービスの活用が認知されてきた様相です。
とはいえ、急にテレワークを開始した企業もいくつかある様子で、準備不足は否めなく、従業員から不安の声が多く上がっていることも事実です。
ただ単に会社のノートPCを持ち帰る、ビデオ会議ツールを採用する、というだけでは様々な問題を抱えたままの、あやふやな運用となってしまいます。
テレワークを実施するにあたり、事前にやっておくこと。
まずは明確な規定をスタッフに周知すること。
・文書の取扱ルールを定める。
・各文書へのアクセス権限(パーミッション設定)を取り決める。
次に運用基盤を整え、採用するツールを選定する。
・基盤となるツールを選定するが、機密性、完全性、可用性のバランスを備えたものである必要があり、且つ中小企業にとって大きなコスト負担を掛けないこと。
・貸与する端末の管理方法を選定する。どうしても私物の端末に依存する場合は別途、情報取扱に係る契約、覚書等を締結して、可能な限りセキュリティを担保しておく。
・コミュニケーション方法はどのようなツールを使ってWeb会議や勤務管理を行うか取り決める。
弊社が推奨するG Suiteを使えば、安価に(Basicプランなら1ユーザー680円/月)業務基盤をクラウド上に確保でき、アクセス制限についても容易にユーザーやグループにポリシーを設定することが可能です。
端末についても、3〜5年程度のアップデートが保証される安価なChromebook(3万円台〜購入可能)であれば、G Suiteのドメイン配下に管理することが可能です。クリエイティブ系の業務にはChromeブラウザを登録し、ドキュメント類の取扱についてはChromeブラウザからのみG Suiteへアクセスさせることによって、セキュリティを担保します。(※いずれの場合もChrome Enterpriseライセンスを購入する必要があります)
文書の取扱ルールについては、弊社は独学でISMS(ISO27001)を取得した経験に基づき、御社の要件に合ったルール作成をサポートすることが出来ます。
※御社の情報資産のリスクについては、簡易的に判定出来るツールをご用意してあります。こちらよりご利用ください。
まだまだ世界的に続くであろう感染拡大。コロナ疲れ、自粛疲れという言葉も聞かれますが、既に世界は新たな環境で生活することへの変化が必要とされるのではないでしょうか。
更に、首都直下地震、台風や大雪、次なる感染症と、今後の考えられる様々な緊急事態に対応しながら事業を継続させる上でも、テレワーク環境の整備は中小企業にとっても必須条件となってくるでしょう。
と同時に、今まで日本が実現しきれていなかった本当の働き方改革を実現する上でも、良いキッカケになるのではないかと考えます。