テレワークとChromebook
この1〜2年でのテレワーク、巣ごもり需要によってChromebookのシェアは急速に上がったようですが、ChromebookとGoogle Workspace(旧:G Suite)のおかげで、弊社では昨年4月の緊急事態宣言以降のテレワークによる継続稼働を可能にしてくれました。
エンタープライズ向けのChrome Enterpriseを購入することで管理者コンソールから全てのデバイスを監視出来るため(例:始業時間に合わせたデバイスの起動時間の制御、緊急時のアカウント停止など)特に小規模事業者においてはセキュリティ面でも不安が無いというのが一番の安心材料でしょう。
また、弊社のようなソフトウェア開発やWeb運営に携わる事業者は、オフィスソフトよりも開発ツール(エディターやグラフィックなど)の利用を重視するはずですが、Linuxを稼働させられるので開発環境やOSS(オープンソースソフトウェア)の利用にも困りません。加えて、Androidアプリのインストールも可能ですし、つい先日発表されたVisual Studio CodeのWeb版(アカウント無しでも簡単に使える)やAdobe製のPhotoshop、IllustratorのWeb版(まだまだ重いβ版ですが)という利用ユーザー数が多いアプリケーションがWebサービスとしてリリースされることにより、益々Chromebookの業務利用は現実的のものになってきたと言えるでしょう。
一般業務においてはオフィススイート(スプレッドシート、ドキュメント、プレゼンテーション)がほぼMSオフィス互換になりましたし、GAS(Google App Script)を使ってルーチンワークの自動化や外部関係者とのデータ共有も楽に行えます。更にコロナ禍においてGoogle Meetが飛躍的に機能UPしたことで、Web会議も難なくこなせる環境になりました。
第5波の緊急事態宣言が解除以降、街中はコロナ前の風景に戻ってきていて、テレワークの継続採用を考える企業は少ないようですが、余裕が生まれた今だからこそ対策に乗り出す時期ではないでしょうか。元々、中小企業ではコストやセキュリティを理由にテレワークの導入すら行って来なかった企業も多かったと思われますが、そんな経営者の皆様にこそChromebookの採用をオススメしたいと思います。